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トップページ > 参加と対話で学ぶメディア・リテラシー:研修セミナー > 第8回メディア・リテラシー研修セミナー報告
研修セミナー Facilitator Training Workshop Seminar
第8回メディア・リテラシー研修セミナー報告
日時:2006年3月25日(土)午前10時〜26日(日)午後4時30分
会場:大阪府とよなか国際交流センター(後援:財団法人とよなか国際交流協会)
●第8回メディア・リテラシー研修セミナー報告
恒例となった春のメディア・リテラシー研修セミナーは、2006年3月25日(土)〜26日(日)に、大阪府とよなか国際交流センターで開催された。
参加者は、大阪、京都などの関西を中心に、四国、九州、山陰、関東地方と広い地域から25人。その所属は、教員を中心に、大学生、大学院生、NPO関係者、行政職員、中国からの留学生、新聞記者などで、多様な参加者を得て、豊かな学びの場が形成された。
なかでも、2005年3月の第6回研修セミナーに参加し、直後の4月から1年間を通してメディア・リテラシーの授業を実践された高校教員の方がたにとっては、2006年度のカリキュラムを確定するためのタイムリーな研修となっている。また、研究所員にとっても、毎年参加し、メディア・リテラシーの日頃の研究をもちより、互いに学びあう機会として位置づいてきた。
研修セミナーは前回に比べより体系的かつ理論的に構成されている。メディアをめぐる諸問題からテーマを3つ取り上げ、各テーマで行なうメディア分析ワークショップを中心にすえた。さらに、それぞれのテーマでメディア・リテラシーの学びを深めていけるようにと、7〜8回の授業プランを提示する「展開」セッションを用意した。
その一部を紹介すると、テーマ:「ジャーナリズムとメディア・リテラシー」では、まず、ジャーナリズムの役割についての講義に引き続き、『スキャニング・テレビジョン日本版』(STJ)から、「9.11メディア報道の報道」をテクストにワークショップをおこなった。これに続く次の「展開」のセッションでは、ジャーナリズムとしてのメディアをテーマに、「報道と人権」、事件報道の分析、を学ぶ連続講座の組み立て、さらにSTJ「メディア・戦争・検閲」を使って表現の自由、メディアの倫理、市民の知る権利、などについて学ぶ授業展開が提示された。
参加者から、授業を実践する際に、テクストの用意が難しいとの声が聞かれた。テクストの開発については、日頃からネットワークを組むことを含め、今後の課題のひとつとして考えていきたい。

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