FCTメディア・リテラシー研究所 Japan Media Literacy Research Institute
アクティブ・オーディアンスをテーマに開催した国際フォーラム「世界がメディアを見つめる日」
FCTでは2004年6月25日(金)〜27日(日)の3日間、立命館大学メディア・リテラシー研究プロジェクト、Asian Network of Women in Communication (ANWIC)と協力し、アジア・太平洋フォーラム「世界がメディアを見つめる日〜GMMPとメディア・リテラシー」を京都の立命館大学キャンパスで開催した。
フォーラムのサブタイトルにあるGMMPとは1995年に世界70数カ国の市民が同じ日に一斉に参加して第1回を実施した「グローパル・メディア・モニタリング・プロジェクト」のことである。GMMPはその後2回目を2000年に、そして来年の2005年に3回目と、5年ごとに行われるようになり、テレビ、新聞、ラジオという3つの主流メディアのニュース報道に焦点をあて、それらをモニターすることで、世界のメディアをジェンダーの観点から分析する活動を続けている。
GMMPは世界各地から自主的に参加する人びとの手で行われており、この活動そのものがアクティブ(能動的)なオーディアンスに何ができるかを示す格好の事例である。
今回のフォーラムでは、GMMPが提案された1994年から10年にわたってこの活動にかかわり中心的な役割を果たしてきたテリー・ハマノ氏をフィリピンから基調報告者として招いた。さらにタイ、韓国、オーストラリア、日本から招待した研究者とNPO関係者による各国のメディアとアクティブ・オーディアンスの現状報告を柱にすえ、ジェンダーのみならず広く市民の視座から多角的に学ぶセッションと公開のフォーラムをもった。
参加者は関西のみならず秋田、東京、神奈川、埼玉、静岡、熊本、と全国から計53名。その多くがFCT会員、立命館大学の大学院生やゼミ卒業生を中心に、メディア・リテラシーについて学び、すでに地域の小・中・高校や社会教育の現場でメディア・リテラシー活動に取り組んでいる人、大学の研究者や新聞等のジャーナリストとしてメディア研究を実践している人たちであったことから、活発な討論と深い学びの時間を共有することができた。
 FCTでは、この国際フォーラムの詳細を本誌次号で特集し、各国のアクティブ・オーディアンスとメディアの現状を踏まえて、アジア・太平洋地域という広い視野のもとで2005年初頭に予定されているGMMP3に取り組んでいきたいと考えている。
−『fctGAZETTE』No.83(2004年7月)掲載−
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